iDeCoって何?やっておくべき?

資産運用

まず結論から言います。

iDeCoはやらなくていいです。

今iDeCoをやっていない人は、まず新NISAをやりましょう。

そして新NISAが満額になったら、始めるかどうかを検討するくらいでいいです。

今iDeCoをやっている人は、積立金額を最低金額5,000円に変更して、今まで積み立てていたお金の

差額は新NISAに回しましょう!

そもそも、iDeCoとは何?という人のために簡単に説明すると、

iDeCoは老後のために自分で一定金額を積み立て、それを投資に回し、自分で老後の資産を形成する

年金制度のことです。

詳しくはiDeCoの公式ページを見てみてください。

私がなぜ最初に「iDeCoはしなくていい」と言ったかというと、理由は以下の通りです。

●60歳まで引き出せない!
 →資金が拘束され、柔軟な資金運用ができない。2024年1月1日から始まった新NISAが神改正で、
  投資額が増額されたことや税金がずっとかからないということで、新NISAの制度を全力で活用する
  方がわかりやすくてお得で絶対おすすめです!

●受け取る時の手続きが難しい!
 →60歳以降、受取は3種類で①一時金で一括②年金としてコツコツ③一時金と年金の併用です。
  どの方法も税金がかかりますが、60歳で①の一時金で一括として受け取り、会社の退職金を65歳で
  受け取るという方法をとれば、どちらも退職金控除を活用でき、複雑ですがかなりお得!という
  ことだったのですが、実は2024年12月にひっそり改悪されて、それまでどちらも退職金控除を
  活用するために開けなければいけない期間は5年だったのに、10年に変更されました。
  ということは、iDeCoを60歳で受け取ったら、退職金は70歳で受け取らなければ退職金控除は
  活用できません。それができるかどうかは会社にもよると思いますが、けっこう難しいですよね。

60歳まで資金拘束され、使いたい時にお金が使えないということになること、また、

制度の改悪で退職金控除が使いづらくなり、税金面でのメリットがあまりなくなったこと、

これらのことから、iDeCoはしなくていいと思っています。

もともと掛金は全額所得控除(iDeCoの積み立てに回したお金は全額所得税がかからない)ですが、

これも結局、税金を先送りにして、受取時に支払わなければならないということなので、

一定金額税金がかからないという新NISAの神改正には勝てません。

新NISAなら資金拘束はないので、お金が必要になれば積み立てた分をお金に変えて使えます。

また、税金はかからず、投資限度額内でやりくりができてわかりやすいです。

私は数年前にiDeCoを始めたので、積み立てNISA満額とiDeCo満額で資産運用していましたが、

新NISAになってからはiDeCoは5,000円の最低金額にしています。

始めた時と制度が変わると、自分が考えていた形で進めたり終わらせたりできないので

かなり困りますが、そこは自分で勉強してなんとか乗り切っていくしかありません。

これからもしっかり情報収集して、常にその時の最適を目指したいと思います。

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