Audibleで「すごいメタ思考/齋藤孝著」を聴きました。
メタ思考とは、物事を一段上の視点から俯瞰的に見て、客観的に考える思考のことで、自分も含めて全体を把握し、問題を見つけたり本質を見極めたりすることができます。
このメタ思考が身についていなければ、思い込みが強くなったり、感情に任せた行動を取ったり、相手の行動や質問の意図を汲み取れずに適切な協働ができず、信頼を失ったりします。
逆にメタ思考が強すぎると考えすぎて疲弊したり、行動が遅くなったり、他人からの評価が気になったり、過度なプレッシャーにストレスを感じたり自意識過剰になったりします。
ということで、適度なメタ思考を身につける必要があるということですね。
その身につけるためのコツがいくつか紹介されていますが、そこに私が最近意識している言葉「当事者意識」も出てきました。
メタ思考は俯瞰して客観的に物事を見る思考法なので、それを実践するのも高めるのも、当事者意識が必要不可欠です。
当事者意識が不足していれば状況把握も思考もズレてしまって、場違いなKY発言になるでしょう。またそれを繰り返すことで間違ったメタ思考が身についてしまいます。
そもそも当事者意識がなければ「問題に気づけない」「他責思考になる」「改善の必要性を見出だせず現状維持思考になる」など、何も始まりません。
だから、メタ思考のためにもですが、それ以前に何事においても「当事者意識」を持つことが自分の成長にとってはめっちゃ大事だと思っています。
全てが自分事なら、それだけ成長のチャンスやきっかけも多いということ。
だから改めて当事者意識を持って日々の生活を大切にしようと思いました。
メタ思考を伸ばすためには、メタ思考の高い人の伴走が必要不可欠です。
適切な助言をもとに、思考の練習を繰り返して身につけていきます。
子どものメタ思考力を高めたければ、親のメタ思考が高い必要があるので、全員で勉強しましょう。
大人の意地、見せてやりましょう!!(このセリフにピンときた人はご一報ください。笑)


