Audibleで「東京大田区・弁当屋のすごい経営/菅原勇一郎著」を聴きました。
この本ではお弁当の玉子屋の社長、菅原さんがどうやって今の経営を作り上げたかのプロセスや経営者としての考え方を学べます。
玉子屋さんは一日4万食を売り上げるお弁当屋さんです。
当日の9時〜12時前までで受け付けた弁当を12時頃に届けるために様々な工夫をされています。
そして、その仕事をやり遂げるにはどんな人を採用してどのように育てるのかが大事だとこの本を通じて感じました。
社員が「この人のために働きたい、頑張りたい」と思ってもらえる社長であり続けること。
これが本当に社長として大切な要素です。
社員を信じて、社員に任せて、社員を大事にする。
このことの重要性をとても強く感じました。
菅原さんが本の中でおっしゃっていた信頼できる社員を採用するためのポイントは、
①素直な心
②感謝する気持ち
③他人のせいにしないこと
この3つを持っている人かどうかだそうです。
私は人を採用したことはないですが、自分の実感としてこの3つが大事なことはとてもよくわかります。
自分が成長するうえで、この3つが必要不可欠だと日々感じているからです。
この3つは自信を持ってこれからも大切にしていきたいと思いました。
それともう一つ、報酬に関しての考え方や決め方も勉強になりました。
報酬は実力主義で自分が頑張って成果を出した分だけ報酬がもらえるという制度で、
評価や報酬に関しては「平等さ」ではなく、「公平さ」を重視しているということでした。
そして、評価の中では「指導能力」を重要視しているとのことでした。
そうですよね。自分ができてはじめて指導ができるから、きちんと指導できるということは基本的に自分もきちんとできるということが前提ですもんね。
年俸制として、自分の働きを振り返って自分の次年度の年俸の希望を出し、それを上の役職の人で何度か検討して最終的な金額が決まるというものでした。
頑張ったことが報酬に反映されることは、やる気につながります。
人を大事にできる企業はこういうことを大事にするんだなぁと改めて考えさせられました。
私もいずれは自分の会社を持ち、社長になりたいと思っています。
その時に向けて、とても勉強になった一冊でした。