Audibleで「習慣が10割/吉井雅之著」を聴きました。
この本、私が今まで勉強してきた習慣化の本とはまたちょっと違った視点からの知識も書かれていて、とても勉強になりました。
まず人間の脳とは「快」か「不快」かを判断し、快にはその心地よいものに対して「接近反応」としてどんどん接近し、逆に不快にはその不快なことに対して「回避反応」としてどんどん遠ざかろうとするそうです。
だから、何かを続けるためには、「楽しいと思うこと」が必要不可欠。
そしてさらに、脳は左脳と右脳で働きが違っていて、左脳は何かをしようと思った時に「過去の記憶」を掘り起こして判断の材料する働きをして、
右脳は「将来のイメージ」を持つという働きをするそうです。
その時に、また脳の機能として、「良いことより悪いことを記憶する」という働きがあるようで、
左脳が働く時に放っておくとネガティブな記憶を掘り起こして判断の材料にしてしまうので、
右脳でワクワクする未来を考えることによって「楽しい・心地よい」と感じ、接近反応を起こして習慣化につなげる必要があるということでした。
脳って面白いですね。
そんな面白い脳のさらに興味深いことは、「脳は入力より出力を信じる」ということです。
脳は何かを①「受信」した後、それを②「言語」化して、③「思考」して、④「行動」に移します。
この①受信→②言葉→③思考→④行動という流れの①受信から③思考までの過程は約0.5秒で行われるそうで、
③の思考では左脳が働き、放っておくとネガティブな記憶を掘り起こしてやらない理由を探すそうです。
そんな時に大事なのは「脳は入力より出力を信じる」という脳のもう一つの働きです。
出力=行動です。笑顔を作ったり、「いいね」と言ったり、ガッツポーズをすることで脳はそれがいいものだと判断します。
嫌な仕事を頼まれた時も、何もせずにいると0.5秒で「嫌だな」と思ってしまいますが、それが発動する前に「やってみます」という言葉を発するだけで、前向きに行動する気持ちを作れるということです。
よい習慣を身につけるためには、ポジティブな出力を心がけて瞬時に行動しましょう。
ちなみに、瞬時に行動するまでの時間は0.2秒です。笑
こうやって脳の働きを理解して行動に移すと自分をコントロールできるということを知り、自分の生活や行動が変わってきました。
今までは自分の性格や特性のせいにして改善できると思っていなくて諦めていたことも、
自分で工夫し続ければ変えられるということがわかって、自分と向き合うこともできるようになりました。
習慣を身につけるのが苦手だった私も、今や習慣の虜になりつつあります。
これからもよい習慣を身につけるべく、日々精進します!!