Audibleで「「効率化」と「クオリティ向上」を同時に実現する せっかち式仕事術/ハラヒロシ 著」を聴きました。
この本に出会うまで、「せっかち」を本気で考えたことはなかったのですが、
なんとなくせっかちはネガティブなものとして受け取っていました。
でもこの本を聴いていくと、良いせっかちって、仕事でも人生でも、大事な要素だ!
と思うようになりました。
そう考える前提として、「時間は有限である」ということを知っておく必要があります。
時間は誰もが平等に与えられた大切な資産のうちのひとつで、
人生の長短はありますが、1日24時間使えるというところは変わりません。
その限られた1日の24時間を、何を優先して何にどれぐらい使うか。
その違いが、それぞれの人生の違いになります。
せっかちの人の中でも、ただ単に自分のペースに合わせてほしいという気持ちだけで
人にプレッシャーをかけたり、イライラしたりするのは悪いせっかちです。
これが、今まで私の思っていたせっかちのイメージに近いです。
そして、私が今回新たに感じた良いせっかちというのは、
時間は有限だということをわかった上で、とにかく無駄を削ったりスピードを上げて、
その生み出した時間を自分が幸せだと感じられることに使えるようにしていくことです。
同じ単純作業なら、10分でやるより5分で終わらせた方があとの5分を他のやりたいことに回せる。
その積み重ねで生み出した時間を、自分の使いたいことに使って人生を豊かにしていく。
ほら、良いせっかちって、人生に対してとても誠実だと思いませんか?
私は本を聴きながらそう考えました。
そして、良いせっかちは人の時間も大切に考えているので、
人の時間を奪うようなことはしないように、きっと多くの配慮をしてくれています。
そう、良いせっかちは、人に対しても誠実なんです。
待ち合わせの時間に遅れないようにしたり、書類の締切を必ず守ったり、
話をする時も短時間で終わるようにポイントを絞って話をしたりと、
自分の時間が大切だからこそ、他人の時間も大切にすることができるのだと思います。
そしてそれは、他人を大切にしていることだと私は思います。
何も考えず行動をしていると、人の時間を簡単に奪ってしまいます。
でもそれは、相手の大事な資産を奪ってしまっていることになります。
また、自分のために時間を使ってくれているということは、
相手の大事な資産を自分のために使ってくれているということです。
時間を通じて自分や相手を大事にする方法をもっと身につけたいと思いました。
日常の生活の中で、時間に関しての感度をもっと高めて、様々な視点から人を大事にしながら、
自分が幸せになれるように、せっかち式を導入していこうと思います。
この本の中には著者のせっかち式ノウハウがたくさん詰まっているので、
どういう風に効率よく物事を進めていきたいか知りたい方はぜひ聴いて(読んで)みてください♪