Audibleで「今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略/佐藤可士和・四国タオル工業組合著」を聴きました。
この本は前回のブログ記事「SHOE LIFE 〜「400億円」のスニーカーショップを作った男〜」を聴いて、モノを売ることに興味が湧いたのと、もともと今治タオルが好きなので、どうやって今治タオルブランドが確立したのかを知りたくなって聴いてみました。
あの今治ブランドの象徴、日の丸のようなマークがかっこいいですよね。
あのデザインをしたのは佐藤可士和さん。
私は佐藤可士和さんはあのマークのデザインをしただけだと思っていましたが、全然違いました。
良い製品である今治タオルが安く売り叩かれていっていたところを、「今治タオル」というブランドを確立して、安定した地位を築き上げた人でした。大変失礼いたしました。
ブランドを確立するためにはいろんな手法があり、そのことを知っているかどうかで物の価値の見出し方がだいぶ変わってくることを知ることができました。
佐藤可士和さんのすごいところはタオルの良さをわかってもらうために、白いタオルを今治タオルの象徴にしたところです。
いろんな模様や仕様で差を出すのではなく、今治タオルの質の良さに目をつけ、それをアピールするには白いタオルが一番いいということを見抜く感性がすごすぎます。
以前のブログ記事「この人に刺激を受けました!株式会社木々家代表取締役 小島ユウジさん」でも紹介した小島ユウジさんも「良い物さえ作っていれば復活させられる」とおっしゃっていましたが、
今治タオルこそ「良い物」を作っていて、それが上手く世の中にアピールできていなかった典型だと思います。
それを佐藤可士和さんが課題を明確に把握し、そこを確実に乗り越えていくというストーリーでした。
そして今の「今治タオルブランド」があるんですね。
めっちゃかっこいいと思いました。
四国タオル工業組合の方々も日々奮闘されていて、本気になることの大切さも学びました。
モノを作って売ることはもちろん興味ありますし、この世界に埋もれている良い物を再建して世の中に広めていく人がとってもかっこいいと思います。
私も良い物を見極める目と、活かすアイデアを生み出せるアイデア力を磨いていこうと思います!