【本の紹介】自分とか、ないから。教養としての東洋哲学

Audibleで「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学/しんめいP著」を聴きました。

この本は、ブッダ、龍樹、老子、荘子、達磨大師、親鸞、空海の7人の哲学者たちの考え方をわかりやすく解説してくださっています。

それぞれの個性もわかりやすく表現されていて、現代社会で言えばどんな感じかなど、イメージもしやすいので内容がスッと理解できました。

自分というのは、他者がいて初めて存在するものだということで、面白いなと思ったのは

「兄と弟、先に生まれたのはどちらか」という問いに対する答えです。

「え?何言ってんの?答えは明らかに兄じゃん。」と思った人や、「え?あ、そういうことか!!」と思った人、様々だと思います。

「兄」という存在は、「弟」が生まれることで初めて存在できます。なぜなら、弟がいなければ兄という立場が生まれないからです。

だから、そうやっていろんなことを考えていくと、自分って何?ってなります。笑

だから、自分ってないし、なんでもOK!

そうやって考えると、自分と向き合うことで苦しんでいる人は少し楽になるのかな?

私は今の自分が好きです。

唯一無二の存在だと思っています。

でもそれも、他の人と比べるとこれが違う、あれが違うということで、唯一無二も他の人がいるからこそ成り立つものなんですね。

だから、周りの人達の存在にも感謝です。

自分が自分でいさせてもらっているのは、他の人達のおかげです。

妬ましく思ったり、劣等感を抱いたりする必要はなく、今のこの感じを楽しんでいこうと思います。

とにかく毎日幸せなので、本当に感謝です。

そう改めて考えるきっかけをもらえました。

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