Audibleで「才能の正体/坪田信貴著」を聴きました。
この本、めちゃくちゃ面白かったです!!
目からウロコがボロボロと剥がれ落ちるような感覚になりました。
才能って、生まれた時から有る無しが決まっているものでもなく、みんな持っているもので、
能力の飛び出た部分「とがり」を才能だというという話から始まります。
だから、才能はみんな持っている可能性があり、その「とがり」を作り磨くことが才能を磨くことだということでした。
才能をうまく磨くためには、
①その人に合った動機づけをする
②正しいやり方を選ぶ
③コツコツと努力を積み重ねる
④きっちり結果を出して、「才能がある」と言われるようになる
才能があると言われている人はこのプロセスを経て才能を磨き上げたということです。
だから「自分には才能がないから無理」「あの人は才能があったから結果が出た」という考えは結果だけを見て言っていることで、実際は全然違うものだということがわかりました。
結果次第で過去のこともポジティブに捉えられたり、悪く言われたりすることもあるようです。
例を聞くと、本当にそういうことってあるよなーと思いました。
以前のブログ記事「夢への一次試験の結果が出ました!」でも紹介しましたが、
ハイキュー!!に出てくるキャラクター、及川徹という県内No.1セッターと言われるスーパースターが
「才能は開花させるもの。センスは磨くもの。」
という名言を残しています。
この本を読んで、改めてこの言葉の素晴らしさを実感しました。
自分の「とがり」を磨き上げるには、自分に合った方法を見つけてコツコツ努力する。
人を羨む暇があれば、とにかく行動して積み上げましょうということですね。
もし人に対してアドバイスすることがあれば、「客観的事実を伝える」ことが有効だということでした。
姿勢が悪い人に「背中が曲がっているね」というと、直せと言っていないのに背筋を伸ばしたり、なかなか宿題に取り掛からない子どもに「1時間テレビを観ているね」というと宿題に取り掛かったりと、
客観的に見た事実を伝えることで、本人がどうすればいいかを考え、正しい方向に進むということでした。
自分自身でも客観的事実で自分の行動を捉え、どう行動すべきかを判断できるようになりたいと思います。
この本は今後も自分の行動を見直したり考え方を整理する時の教科書として大事にしていこうと思えた一冊でした。